よくあるご質問
技術全般
現在提供しているプロダクト(システム)について教えてください。
当社が提供している2つの主要システムをご紹介いたします。
1. ISOPシステム:高温高圧の水蒸気を使用し、廃棄物を低分子化合物に変換して、バイオ石炭やバイオコークスなどの原料を生成します。
2. 合成燃料生成装置(商品名:「SUSENE合成燃料生成装置」):大気中の二酸化炭素と水を使用して、軽油、重油、灯油の代替品を生成できます。この装置は、ISOPシステムで使用される高温高圧蒸気プロセスで、低コストかつカーボンニュートラルな燃料を生産するために開発されました。
「ISOPシステム」「SUSENE合成燃料生成装置」を見学することはできますか。
現在、装置見学・施設訪問のご希望が多数寄せられており、個別の対応が難しい状況となっております。
こうしたことから、「ISOPシステム」及び「SUSENE合成燃料生成装置」のいずれにつきましても、公開見学会は現在開催しておりません。ご了承くださいませ。
現在進行中の大きなプロジェクトはありますか?
進行中のプロジェクトのうち、現時点でプレスリリースされているのは以下の通りです。
① アストモスエネルギー株式会社および日本郵船株式会社
「外航船船上有機物の燃料化実証実験」
② NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
「2022年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」
③ 東京都、(公財)東京都環境公社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス 他
「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」
なお、この他にもいくつかのプロジェクトを実施予定です。順次公表いたします。
ISOP-S
「ISOPシステム」について教えてください。
「ISOPシステム」は、高圧蒸気の加水分解能力を利用して、可燃性廃棄物の中間処理を行います。例えば、牛や豚の糞尿、生ごみ、その他のゴミなど、含水率に関係なく混合処理が可能です。
処理能力に応じて、圧力容器サイズ400ℓタイプ、5㎥タイプ、9㎥タイプをラインナップする予定です。なお、400ℓタイプについてはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)「2022年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」において開発中です。バッチ処理時間は概ね2時間前後で、処理容量は投入物質の嵩密度に依存します。
「ISOPシステム」「移動式ISOPシステム」の運用・管理に必要な資格はありますか。
「ISOPシステム」「移動式ISOPシステム」の設置にかかる費用はどのくらいかかりますか。
処理能力に応じて価格設定が異なります。詳細については商談の際にご提示させていただきます。
合成燃料
「SUSENE合成燃料」は、1日あたり何リットル生成できるのですか。
商用化モデルとして展開予定の装置の生成能力は以下の通りですが、今年度後半からの長期ロードテストにより最終仕様を確定します。
・時間あたり180ℓタイプ(4,320ℓ/日、129,600ℓ/月)
・時間あたり120ℓタイプ(2,880ℓ/日、86,400ℓ/月)
・時間あたり60ℓタイプ(1,440ℓ/日、43,201ℓ/月)
「SUSENE合成燃料」生成装置の稼働には、どのくらいの動力が必要になりますか。
三相200Vが必要です。
「SUSENE合成燃料」生成に必要な原料(電気・水)の量を教えてください。
2023年度後半から実施予定の長期ロードテストで検証を行ったうえで、情報開示したいと考えています。
「SUSENE合成燃料」が発電可能な電力量はどのくらいですか。
これまでの実証によれば、1ℓの合成燃料からは市販のディーゼル発電機(軽油タイプ、発電効率35%を仮定)で約4.4kWhの電力を発電できると想定しています。こちらも長期ロードテストにおいて検証していきます。
「SUSENE合成燃料製造装置」のリースにかかる費用はどのくらいかかりますか。
2023年度後半から実施を予定している長期ロードテストを経て、最終仕様が確定し次第、ご提示いたします。
「SUSENE合成燃料製造装置」から”ガソリン”を生成することは可能なのですか。
「SUSENE合成燃料製造装置」は第1石油類の取り扱いができない仕様のためガソリンの生成はできません。
「SUSENE合成燃料製造装置」にてガソリンの生成を行うことは違法であり、また、重大事故を招く危険性が非常に高いという観点からも、装置使用者には絶対禁止事項として契約遵守をいただきます。
自社で生成した「SUSENE合成燃料」を、第三者に販売しても良いのでしょうか。
当社のスタンスとして、この装置はあくまでも「自家消費」の目的で、サブスクリプション契約のもとでご利用いただくことを想定しております。
したがいまして、この装置で生成される燃料を第三者に販売することは、契約上ご遠慮いただくことにしております。
「SUSENE合成燃料」は、車両等の燃料として実用可能ですか。
当社の装置で生成された「SUSENE合成燃料」(軽油代替燃料の場合)は、地方税法上の「軽油規格」を満たす代替燃料として製造されます。このため、製造前には承認申請が必要となる他、軽油引取税が課税されます。
さらに、「SUSENE合成燃料」はバイオディーゼルとは異なり、軽油、重油、または灯油の完全代替品と見なされます。過去の燃料性状分析ではそれぞれのJIS規格および品確法(揮発油等の品質の確保に関する法律)が定める強制規格を満たしていることが確認されていることから、道路運送車両法の要件も満たしていると考えられます。
したがって、軽油引取税の納税後は公道を自由に走行できるものと考えられます。
「SUSENE合成燃料」の分析結果を開示いただけますか?
「SUSENE合成燃料」の分析結果の詳細の開示は、現時点で長期ロードテストのモニターまたは守秘義務契約を締結された導入検討のお客さまに限定させていただいております。一般の方への開示は長期ロードテスト終了後に行う予定です。
「SUSENE合成燃料生成装置」の運用・管理に必要な資格はありますか?
危険物取扱者乙種第4類の資格を持つスタッフが1名以上常駐する必要があります。
その他
現在、社員やスタッフの求人・採用は行なっていますか。
求人条件が確定次第、募集を開始いたします。募集を開始しましたらホームページ上でお知らせします。
「ISOPシステム」「SUSENE合成燃料生成装置」の販売代理店制度は予定していますか。
現時点では、販売代理店制度の導入は予定しておりません。
海外へのビジネス展開は予定していますか。
当社は創業以来、国内でのエネルギー地産地消を実現するインフラ構築を目指しています。したがいまして、現時点での海外展開は未定でございます。